コース: DevOpsの基礎
今すぐコースを受講しましょう
今すぐ登録して、24,900件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。
DevOpsとは何か
DevOps とは何でしょうか。 誰もが話題にしていますが、 定義は定まっておらず、 少しわかりにくいかもしれません。 ここでは、2つの解釈を紹介します。 まず、DevOps とは、 設計から開発のプロセスや 本番サポートまで、 サービスライフサイクルのあらゆる段階に 運用と開発の技術者が共同で 参加する手法です。 DevOps は、コーディング、テスト、 デプロイ、運用を別々のチームが行う モデルに代わるものです。 次に、DevOps は、 システムの運用においても、 開発者となるべく共通の手法を 活用する点が特徴です。 運用と開発のワークフローを揃え、 すべてのアセットを ソースコントロールに登録し、 テストを組み込みます。 アジャイルやリーンと同様、 DevOps の概念も幅が広く、 辞書的な定義では捉え切れません。 そこで、理念、原則、方法、実践、 ツールの5段階に分けて 見ていこうと思います。 詳しくは後述しますが、 まずは基本的な問いからです。 DevOps がなぜ重要で、 どう役立つのでしょう。 1点目は、IT と経営の両方に改善効果が 認められていることです。 ある調査では、DevOps の導入で、 更新頻度は 30 倍に、 リードタイムは 200 分の1に なることがわかりました。 それだけでなく、故障の件数は 60 分の1、 障害からの復旧速度は 168 倍と、 品質面でも未導入の企業に 大差をつけています。 圧倒的メリットですね。 しかも、こうした効果は業種や 規模を問わずに認められています。 2点目は、働き方の改善です。 目まぐるしい対応に追われて 燃え尽きリスクを抱える人も、 DevOps の導入で 計画外の作業が少なくなると、 職場での摩擦やストレスが軽減します。 私の場合、そうでした。 私もです。 ところで、DevOps は開発と運用を 合成してできた言葉ですが、 中身はそれ以上です。 Dev(デブ)とは、開発者、 フロントエンドデザイナー、 品質保証など、 コード周りのあらゆる職種を、 Ops(オプス)とは、 システムやネットワーク周りの あらゆる職種を意味します。 ソフトに関わるすべての人々の協力が、 DevOps の重要な原則です。 ここでは、開発企業と一般的な IT 部門の両方を「IT 組織」と総称します。…
エクササイズファイルを使って実践してみましょう。
インストラクターがコースで使用しているファイルはダウンロードできます。見て、聞いて、練習することで、理解度を深めることができます。