コース: スキルベースの組織を作る

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スキルベースの採用とは何か

スキルベースの採用とは何か

スキルベース採用は、人事評価に対する 考え方を変えるものです。 役職、学歴、経験といった 従来の評価基準にとらわれることなく、 今すぐ組織に活かせる個人のスキルに 注目することが必要になります。 従業員の定着率を上げられる アプローチです。 従業員の離職が最も多いのは、 入社後 90 日間です。 必要なスキルがなかったり、 すぐに習得できなかったりすると、 その従業員は短期間で辞めてしまうのです。 スキルベース採用ならば確実に スキルのある人材が選ばれるため、 離職を防ぎ、従業員は最も適した場所で 長く働けるようになります。 スキルベース採用は、まずスキルを テストすることから始まります。 例として、私が数年前に携わった、 ある不動産投資会社の CFO 採用選考を紹介します。 応募者は全員 CFO であったため、 候補者にはまず、一般会計原則の テストを受けてもらいました。 その結果、十分なスキルを持っていたのは 半数のみであることが判明しました。 このテストを行っていなければ、 わからなかったでしょう。 候補者の一般会計原則スキルを予想し、 誤ってスキルのない人を採用して、 手遅れになっていたかもしれません。 このケースでは、 候補者を上位 20%に絞りました。 スキルテストでは、 さまざまなプロバイダーから 提供される多種多様なテストを 利用できます。 技能や知識のレベルを測る テストだけでなく、 シナリオテストや、実際に修理などを 行わせる実技試験を行ってもいいでしょう。 どの職務にも、 テストできるスキルがあります。 最適なオンラインテストが 見つからなければ、自分で作ってください。 たとえば、現在その業務に就いている 従業員が全員答えられるような質問を 10 個用意するのです。 知識は大抵、従業員が持つ 最大のスキルだからです。 スキルテストを作るさいは、 その測定方法も考えてください。 選考を通過するために 最低限必要な成績や順位について 検討するのです。 単純に合格点を設けるのか、 それとも上位 10%のような順位を 基準とするのか決めてください。 先ほどの CFO 採用選考では、 最初のテストを通過した候補者に、 今度は不動産取引の財務計画に 必要なエクセル使用能力を測るテストを 受けてもらいました。 候補者はさらに半分に絞られました。…

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