コース: 会計の基礎

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会計の4つの領域とは

会計の4つの領域とは

会計の始まりはいつですか。 かなり昔です。 約7千年前の古代メソポタミアの遺跡から、 会計の痕跡である 粘土製トークンが見つかりました。 当時の会計は簡単なもので、 農場にいる羊の数を トークンで把握していました。 前年の羊の数がわかれば 今年の数と比較して 何らかの決定や検討ができます。 その後、トークンを使う代わりに、 粘土製の板や壁に記録を取る という発想が生まれました。 これが簿記の始まりだったと 私は思っています。 数字の記録というシンプルな考え方は 非常に便利なので、現在まで続いています。 では、会計とは? 1つ目は、数字です。 会計では、数字がすべて と言っていいでしょう。 2つ目は本質的にお金のことです。 つまり数字は、お金を表しています。 3つ目は、活用が目的であることです。 会計の基本的な目的は役立てることで、 会計学は、非常に実用的な分野です。 何に役立てるのか、それが4つ目です。 意思決定に役立てます。 会計によって過去の情報を活用し、 決定を下し、未来を変えることができます。 会計はすべてを数量で表します。 お金に関する数字であり、 的確な意思決定を支援するのが会計です。 会計は4つに分けられ ここでは会計の領域と呼びます。 まず、最も基本的な領域が簿記で、 決められた方法で情報を収集し、 すべてを記録します。 簿記は体系的に情報を収集、 記録することです。 2つ目は財務会計です。 外部に対する経営状況の説明に使います。 あくまでも概略の報告であり、 組織への融資や投資を検討している 外部者に向けられるものです。 これを財務会計と呼びます。 3つ目は管理会計です。 これは組織内で具体的な意思決定を行う際に 使用する、詳細な非公開データです。 価格を上げるべきか、シャツの販売をやめて 靴の販売を始めたほうがいいのか。 新しい工場はワイオミングと アラバマのどちらに建設すべきか。 このような決定を行う際に使用する 詳細な情報を取り扱うのが管理会計です。 最後の4つ目は税務会計です。 これは、確実に法令を 順守するための会計です。 簿記、財務会計、管理会計、税務会計。 これらが会計の4つの領域です。

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