特別インタビュー
前田拳太郎と過ごす、海辺の時間。【前編】
マセラティ グレカーレで行く、異国情緒あふれる横浜の旅
2025.04.11

「きっと、いい旅になる」そんな期待が膨らむ旅のはじまりは、港町、横浜。日本の近代化とともに発展してきた歴史ある街は、俳優・前田拳太郎にどんな感動をもたらしたのか。
静謐で瀟洒な空間に身を置き、湧き出る感性で自らを磨く
「横浜はなじみのある街です。友人とドライブで訪れたりして、夜景もきれいですよね。好きな場所のひとつです」
この日、前田拳太郎と訪れたのは、1927(昭和2)年開業のホテルニューグランド。100年近くもの間、本館は姿を大きく変えることなく、当時の横浜の雰囲気を今に伝える。山下公園に面する玄関から入ると、大階段が旅人を出迎える。階段を上がり切ると、クラシックホテルの神髄に満ちた空間が広がる。天井は高く、大きな窓から入る光が、気品ある調度品までを柔らかく包む。

「こういった空間はそこにいるだけで、自分をすてきな人間に高めてくれます。人としての厚みに磨きをかけてくれる感じですね」
自身が置かれた場所で、周囲からの影響を受けて、演技力や人間力を高めてきた前田。その実績とオーバーラップする言動には頼もしささえ感じる。
横浜の港は、1859(安政6)年の開港。日本の近代化のなかで、横浜は、時代を切り開いてきた歴史の舞台でもある。変革には強靭さが必要だが、前田は自らの行動力で未来を切り開いてきた。
「憧れだった俳優という道に踏み出したのは大学3年のときでした。俳優仲間たちと比べると、スタートは遅いほうで。それだけに、いつまでにはこうありたいというイメージを絶えず持って、逆算して着実に進むことに努めました」
インタビュー後編に続く[近日公開予定]>>

前田拳太郎(まえだ・けんたろう)
1999年9月6日生まれ、埼玉県出身。『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)で注目を集める。ドラマ『女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系)『こんなところで裏切り飯』(日本テレビ系)に出演。4月24日スタート、毎週木曜夜9時放送『PJ ~航空救難団~』(テレビ朝日系)に出演が決定。
ニットジャケット¥484,000、シャツ¥92,400、パンツ¥232,100、スカーフ 参考商品、シューズ 参考商品、サングラス 参考商品/すべてラルフ ローレン パープル レーベル、時計¥511,500/ラルフ ローレン(すべてラルフ ローレン0120-3274-20)
取材協力/ホテルニューグランド
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Photograph: Yuji Kawata(Riverta Inc.)
Styling: Masahiro Tochigi(QUILT)
Hair & Make-up: yuto
Text: Haruhiko Ito(Office Cars)